第2回日本腫瘍循環器学会学術集会

会長挨拶

第2回日本腫瘍循環器学会学術集会 会長
長谷部 直幸
旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野 教授

2019年9月21日(土)~22日(日)、旭川市で第2回日本腫瘍循環器学会学術集会を開催させていただきます。畠先生が大成功の船出をされた第1回学術集会の成果を受け、第2回学術集会を私が担当させていただけますことは、まさに腫瘍領域から循環器領域への連携を実践することと光栄に存じております。
医学の進歩とともに癌患者さんは癌では亡くならない時代が来たとのフレーズは、医学者・医療従事者の実感であろうと思います。癌サバイバーの最大の問題である循環器合併症の制圧を目指すOnco-Cardiologyは、世界の注目を集める学際領域へと加速度的に発展しつつあります。本学会の喫緊の課題は、腫瘍循環器臨床に供するガイドラインの策定ですが、未だエビデンスの不十分な本領域では、コンセンサス・ステートメントの発信が目標となります。会員の皆さまには、この機会に多くの知見をお持ち寄りいただき、まず情報共有をはかっていただくことが、第一歩であろうと思います。Onco-Cardiologyが包含する領域・要素は極めて多岐におよぶため、その充実には医師のみならず、多くの領域・職種の医療従事者の関与が不可欠です。旭川での第2回学術集会では、準会員の皆さまにも積極的にご参加いただいて、多職種連携について十分な討論のできる環境を提供させていただきたいと思っております。
第2回学術集会のテーマは「花開く、腫瘍循環器連携」(Flowering of Onco-Cardio Collaboration)とさせていただきました。腫瘍領域の専門家・医療従事者と循環器領域の専門家・医療従事者の連携が、この旭川でまさに花開く機会になりますよう願っております。北の大地の最高の季節に最高の形で皆様にご参加いただけますよう、おもてなしの心とともにお待ち申し上げております。

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